C型肝炎を理解する  
C型肝炎症状について

C型肝炎症状は、別の病気の症状と間違えられやすい。また、症状が軽症のときはほんとんどであるため、患者に無視されることがよくある。C型肝炎症状は、患者がウイルスに感染していても、検査では肝機能の異常が見つからないのと、GPT値が少し高めにあることをしか分からないのが一般である。中でも、C型肝炎急性期患者にはほとんど自覚症状が現れない。それだけでは、C型肝炎ウイルスに感染していると気付かずに治療も遅れたことが少なくない。結果に、60~80%の急性C型肝炎患者が慢性C型肝炎に悪化してしまうとのことである。

・急性C型肝炎症状
C型肝炎ウイルスの潜伏期は平均6~7週間である。潜伏期の長さはウイルス量と感染方式によって異なってくる。
急性C型肝炎の症状は、A・B型肝炎のと似ており、肝臓部位の痛み、倦怠感、食欲不振、腹痛、黄疸、軽症の肝・脾腫大、関節痛などが挙げられる。これらのC型肝炎症状は2~12週間続くという。C型肝炎急性期の患者は60~75%が自覚症状なしである。残りの部分患者にも、症状がより速やかになくなることや、別の病気による症状と誤診されることなどで、C型肝炎への検査と治療が簡単に略されたのはほとんどである。

・慢性C型肝炎症状
C型肝炎ウイルス感染者で、RNAウイルスであるC型肝炎ウイルスが6ヶ月以上陽性状態にあることを慢性C型肝炎という。
部分慢性C型肝炎患者に肝臓部位の痛みや嘔吐や腹痛などの症状が現れるのに対し、自覚症状が現れないときもある。慢性C型肝炎患者に内科検査を行うと、クモ状血管腫や毛細血管拡張などの症状がみられる。肝炎がさらに肝硬変までに進行してしまうと、黄疸、脾臓腫大、食道静脈瘤などの症状が現れる。また、C型肝炎ウイルスの感染初期には、一時的な記憶障害や仕事などに集中できないような症状が現れる可能性もある。

・C 型肝炎検査
①C 型肝炎抗体
C型肝炎抗体が陽性であることは、体はウイルスに感染したことがあり、現在でもウイルスが存在していることを意味する。
1回だけの検査でC型肝炎抗体が陰性と分かったことは、体は絶対にC型肝炎ウイルスに感染していないことを意味しない。原因は、C型肝炎ウイルスがRNAウイルスで変異が発生しやすい。体がウイルスに感染したときから、抗体が生成して安定するまでの間に、ウイルスが存在していても抗体が陰性となるわけである。
抗体が生成・安定するのに3~6ヶ月が必要である。したがって、C型肝炎であるかを正しく診断するには、1回目の検査からせめて3~6ヶ月後に2回目の検査を受けなければいけない。2回とも抗体が陰性であったときに、C型肝炎ウイルスに感染していないと確信できるだろう。
②C型肝炎抗原
C型肝炎抗原が陽性であることは、C型肝炎ウイルスが増殖していることと、肝臓組織に炎症が起きていることを意味する。